ポプラ社で大人気を獲得したファンタジー絵本シリーズ「ねずみくんのチョッキ」(原作:なかえよしを、絵:上野紀子)を各巻およそ38分の全2巻でOVA化。各巻には6話ずつ収録されている。赤いチョッキが自慢のねずみくん。このチョッキはお母さんが編んでくれた大事なものだ。だがそんなねずみくんのチョッキに友だちのアヒルくんが興味を持った。ねずみくんの友だちはアヒルくんだけでなく、アシカくんにゾウさんといった体の大きい顔ぶればかり。みんながチョッキを着ているうちに、もとは小さかったチョッキがどんどんと大きくなってしまい……。(第1話「ねずみくんのチョッキ」より)本作の実制作はグループタックが担当。主人公のねずみくんはアニメ『サザエさん』の磯野ワカメ(三代目)役が有名な津村まこと、ねずみくんのガールフレンドねみちゃんは増田ゆきが演じている。
池田大作の同題原作による約30分のサッカーOVA。スポーツだけでなく人生においても大切な“フェアな心”をテーマに描いている。早乙女剣司と風間竜太は同じ中学校のサッカー部に所属するチームメイト。だが試合のレギュラーの座をめぐって争うあまり、剣司は竜太にケガをさせてしまう。この結果、剣司は自分にフェアな精神が欠落していたことに気づくものの、竜太に詫びる一歩を踏み出せないでいた。やがて試合が開幕する中、竜太からの声援を受けた剣司は……。本作の実制作は東映アニメーションが担当。監督は名演出家の勝間田具治が手がけている。