大阪電気通信大学の学生がお送りするテレビ企画「電ch!(デンチャン)」の第二回作品。悠久の歴史と神秘に彩られる高野山。三人の女子高生が妖(アヤカシ)たちと繰り広げる成長物語。悠久の歴史と神秘に彩られる高野山。千年以上も前に開かれ今もなお多くの人にとって心の拠り所となっている。そういった神聖な空気が漂う高野山にこの物語の主人公、荒木弘恵は住んでいる。仲良しの度会はな子、中本よし子と共に高校三年に進級した。卒業を控え、進路選択という初めて訪れる人生の岐路に立っていた。恋や勉強に悩む等身大の女子高校生といたずらな妖(アヤカシ)たちとの一年間。彼女らの成長を追った青春学園ドラマ。
札幌市内にある小さなおにぎり店「桃山おにぎり店」が、テレビ番組で紹介されることになった。レポーターは、桃山おにぎり店の家族、健吾光代みかん哲也と次々と紹介していく。長男哲也は、レポーターの「もちろんお店を継がれるわけですよね?」との質問に思わず、「はい」と答えてしまう。しかし、哲也の本心は別なところにあった。ミュージシャンになりたい希望があったのだ。テレビ番組で紹介されたことで「桃山おにぎり店」はにわかに注文が増え始めた。さばききれないほどの注文を受けてしまい、哲也はこれまでやったことのない店の手伝いをするハメになる。自転車でのおにぎり配達の仕事だ。配達先のひとつが少年サッカーチームだった。コーチは、中川冬美。哲也が気になっている女性だ。順調に配達は進むかにみえたが自転車が故障。雨もふってきた。雨宿りをしていた哲也に話しかけ来たのが、サッカー...