“丸山修” 共找到 “14” 个相关影视

大阪之女
正片

1958  

9

大阪之女

  大阪の焼けのこりの一画に、いつからか上方落語や漫才の芸人たちが集った。「芸人村」と土地の人は呼んだ。長屋の二階の一室に、お千は父の半丸と暮している。父は元漫才師で、今はボテ人形造りに凝っていた。酒と女には目がない。お千はそんな父を針仕事で養っている。底抜けのお人好しである。バンドマンと一度結婚したが、死に別れた。半丸のはからいで、お千は扮装踊りの米太郎と見合いした。その頃、長屋に宗二という男が帰ってきた。彼は半丸の元の弟子で、お千の初恋の人だった。彼は商売を始めるつもりという。彼の店へお千が会いに行くと、店に女がいた。家内だといった。お千はたまらず、駈け去った。女はお妙という置引き専門の強者で、警察の目をごまかすため、強引に入りこんで一芝居していたのだ。宗二も共犯に間違われて警察へ引っぱられた。その間に、何も知らぬお千は米太郎と結婚式を挙げた。今さら...

女の肌
正片

1957  

1

女の肌

  明治十年、西南戦争の最中。熊本の人吉から避難民を乗せた馬車が行く。取者は義助。乗客の中にはわらじ屋の女中おしん、お徳もまじっている。八代で一同は取調べを受け、行商人風の清吉は間者と判って殺され、他の者は殻倉に閉じこめられる。戦火に荒んだ官軍の隊長朝吹は女を連れてこいと命ずる。一人の犠牲で皆が助かるという言葉に、おしんは人々の哀願する視線を受けて朝吹の処へ行くが、出てきた彼のなめるような視線はお徳の上に止った。必死にかばうおしんをふり切って朝吹はお徳を奥の間へ連れ込む。おしんとお徳がわらじ屋に戻った或る日、馭者の義助が官軍の敗走が始ったことを告げに来た。燃え続ける民衆の炎が、闇の中をぼう然と眺める二人の頬を染める。砲火は遠のいて無気味な静寂が流れた。と、家の隅で物音が。何たる運命の皮肉、暗がりの人影は負傷して逃げこんできた朝吹である。憎い男、おしんは鉄...

镇花祭

正片

1960  

8

镇花祭

  XYKテレビのディレクター古田は朝比奈公仁子をタレントとして売り出そうと懸命だった。その情熱は彼女のためだけというより、彼自身の欲望のためもあった。独身でアパート暮しという言葉を信じ、公仁子は古田の部屋で演技の指導を受け、二人が結ばれたのも間もなくのことだった。戸狩陽子は田舎で父の勧める縁談を嫌って家出、朝比奈家に同居していた。公仁子には長い捕虜生活から帰った兄正方がいた。朝比奈家の希望で陽子と正方は結婚することになった。結婚式場で陽子は弟浩の紹介で銀座六愛の青年重役鯉淵一重を知った。鯉淵は陽子をひそかに愛していた。熱海の夜、正方と陽子の結びつきは、陽子の肉体的欠陥で最悪の事体をひきおこした--。正方は公仁子のテレビ出演から古田の存在を怪しみ、何かを企んだ。夫婦生活の破綻と長い捕虜生活は、正方の性格を兇暴にし、陽子を虐待した。公仁子は陽子に別居をすす...

十代の誘惑
正片

1953  

7

十代の誘惑

  辻勢津子は高校三年、開放的な性格で小説をかくことに夢中である。彼女は姉と二人のアパート暮し、姉の婚約者が訪ねてくると、気をきかしたつもりで文学青年の会合に威勢よくでかけたりする。その作品が青年たちのもの笑いのタネになっているともしらずに。勢津子の級友光子は恥かしがりやの無口な娘、同級の晴彦に恋心を抱いているが、面とむかえば一言もいえない。支那そば屋の出前アルバイトを晴彦にみつけられ欝ぎこむが、相手は逆に光子への同情と、一層の愛を加えていた。学校生活最後の修学旅行、家計のつごうで参加できない光子はうかなかったが、勢津子の奔放さを懸念する姉は光子の旅費を隠密に負担し、かわりに妹の行動を見はって貰いたいとたのむ。案の条、勢津子は思いきった振舞いに光子をはらはらさせ、京都の夜の外出時間、車中で知りあった偽学生にひっかかって、門限にもおくれるしまつ。責任をかん...

彼女の特ダネ

正片

1952  

3

彼女の特ダネ

  VAN新聞社のカメラマン椿八重子は東洋タイムズ社の小野田と、写真嫌いの白河首相の笑顔を撮るチャンスを狙っていた。首相の長男芳郎は天文観測を行っている変わり者だったが、ある日天文台に取材に訪れた八重子に興味をもった。チャンス到来と社の面々に励まされた八重子は美術館、公園と足しげく芳郎を誘いながら、遂に首相を写させてくれと頼むが、途中火事で泥まみれになった八重子は首相に大喝され、反対に喰ってかかる。八重子の態度に感服した芳郎は彼女に球根するが、彼の対象として自信のない八重子は本当の気持ちを隠して、彼を仕事の為に利用したのだと断った。日頃八重子を尊敬するおでん屋のお文は彼女の煩悶を見るに忍びず、天文台を訪れて芳郎に彼女に会ってくれと頼み、二人は互いの真情を知って結婚を誓うが、首相は怒って承知しなかった。芳郎は遂に家を出た。首相はもともと淋しがり屋だった。た...

恋と金
正片

1956  

3

恋と金

  辺鄙な山奥の鉱泉旅館河田屋には、三十一歳になる独身の女主人ゆきと女中おいくの二人しかいない。ある日、ゆきが猪撃ちから戻ると珍しく泊り客がたてこんでいて、ゆきに縁談を持って来た伯母おたみなど相手にされない忙しさ。泊り客というのは、到着早々シャベルを担いで出かける北原、都築の二人組、作家と自称する藤堂とお供の島崎、三人だけの旅役者一座、妙に沈んだ若い矢沢夫婦、それに地方回りの化粧品宣伝嬢椎名ひとみと山本晴子たちで、ゆきとおいくだけでは到底手が足りないとみて、ひとみは気さくに手伝ってやるのだった。その夜、トランクを提げた藤堂と島崎が闇に消えたのと入れちがいに、ミシンのセールスマン橋本と三人の学生が着いた。橋本は恋人のひとみを追って来たらしい。翌朝、駐在の尾関巡査が来て矢沢夫婦の保護願いが出ていると告げるが、その頃当の心中未遂夫婦は滝の近くで金塊入りのトラン...