三大お家騒動(伊達騒動加賀騒動黒田騒動)の一つ「伊達騒動」を題材に骨太の人間ドラマが展開、それまで伝えられてきた「原田甲斐」像を一変したといわれる山本周五郎屈指の名作を仲代達矢主演でドラマ化。厳冬の雪にあって葉を落とすことなく真っ直ぐに立ち続ける樅の木にたとえられる原田を熱演している。脚本は仲代の亡き妻隆巴が担当。原田を支え、最後は斬罪の罪に処せられる義臣伊東七十郎を役所広司が演じている。
弱冠21歳の仙台藩主伊達綱宗陸奥守は、江戸に在住のわずかな期間のうちに、突如幕府から不行跡のかどで逼塞を命じられた。そしてその翌日、綱宗の側近である4人の家臣たちが次々に暗殺される。事件の背後にいるのは幕閣の老中酒井雅楽頭。そのねらいは、伊達60万石の取り潰しであった。綱宗に代わり伊達家を乗っ取らんと図る綱宗の兄、伊達兵部宗勝は、雅楽頭の本意も知らず、...
長渕剛が原案、主演、音楽監督、主題歌を担当したヤクザ映画。脚本監督はテレビドラマ「とんぼ」でも長渕とコンビを組んだ黒土三男。
かつて阿南連合にいた神崎勇治も、今は兄貴分だった阿南にも目の敵にされる始末。彼には蓮という名の一人息子がいたが、服役中に生まれたため顔も知らない。また妻の早苗とはすでに離婚しており、子供とは会うことができなかった。勇治の妹きよは、兄のために蓮と会わせる。勇治は蓮とドライブをして、息子と初めて楽しい時間を過ごした。ある日、きよと恋人の翔が阿南連合に連れ去られ、翔は組員たちによって殺害されてしまう。また目の前で恋人を殺されたきよは、ショックのあまり記憶を失ってしまった。
第26回日本テレビ技術賞受賞(撮影)作品。「安寿子の靴」の唐十郎作三枝健起演出のコンビによる第2弾。アンデルセン童話「雪の女王」をモチーフに戦争中に使われた零戦のフロントガラスの破片がアパートの地中から出て来てその匂いをかいだ少女との不思議な人間関係が描かれる佳編。ブラームスの弦楽六重奏曲が印象的。大阪市内を中心にロケを敢行。とくに安治川トンネルなどが印象的な場面で使用されている。このほか岡山県の犬島でロケを敢行。本作収録中に、出演俳優の海**寛が、自転車に乗っていて転倒、左足首にひびが入るという負傷を負った。【役名(演技者)】田口貝二(大鶴義丹)、指田さやか(指田は判読困難のため誤りの可能性有り)(仙道敦子)、さやか(泉リリセ)、三船(石橋蓮司)、キティ福田(小林麻美)、サラ(松阪隆子)、西村(にしきのあきら)、遥(鈴木保奈美)、飛鳥(海**寛)...