16~17世紀のスペインの作家ミゲルデセルバンテスサアベドラが著した寓話『ドンキホーテデラマンチャ』をベースとする活劇ギャグアニメ。愛馬のドシナンテを駆って東奔西走する騎士ドンキホーテ。今日も彼は従者のサンチョを付き添わせ、愛するドルネシア姫を探して旅を続ける。当のドルネシア姫はそんなドンを利用することさえいとわない狡猾な性格なのだが、愚直なまでに騎士道精神にあふれたドンはそんなことをまったく考えず、ただひたすら姫のために身をなげうつ覚悟だ。あぁ、ドンの想いは姫に届くのだろうか。本作の制作は国際映画社と葦プロダクションが担当。名アニメーターの金田伊功による作画アクションが暴走した第6話のビジュアルインパクトがつとに有名だが、現在はイラストレーターとして著名ないのまたむつみも本作の動画を数多く手がけていた。
67年にTCJ(現在のエイケン)が制作したスパイアクションの新シリーズ。前作は白黒だが、今回はカラー作品。設定編の1話のみ前作をそのままリメイクし、2話以降は新作エピソードである。死の商人の一味ゴーストによって母と妹を殺された隼太郎青年は、日本国際秘密警察スカイヤーズに入隊。S5のコードネームを託されて、ゴーストを含む世界中の悪と戦い続ける。彼の頼もしい4人の仲間、そして愛犬ピーターも活躍だ。
殺し屋に追われるペロが、西部にやってきた。駅馬車で着いたところがゴーゴータウン。この町一、人の悪いボスに支配されている。
同じ馬車で東部から帰ってきたアニーの父は酒場で何者かに殺されていた。その手に握られていた一枚の金貨を取り上げる悪漢。
この町には何かある。ペロは怪しいものを感じた。果して、ボス達は酒場の地下の工場でニセ金をつくっていたのだ。秘密を知ったアニーとペロは捕まってしまう。助けてくれたのはこれも同じ馬車で来たジミーであった。実はジミーこそ連邦保安官だったのだ。
「長靴をはいた猫」の主人公ネコのペロと、それを追う殺し屋達を抜き出して、別のストーリーで活躍させた作品。
といっても、内容的にはほとんど前作と関係なく、まったく独自のものとなっている。その辺にこの作品の作り手達の苦心と工夫の跡がうかがわれる。