何かにつけて張り合っている二人の刑事宮坂と真樹を、人情係長早川がサポートして事件を解決していく刑事ドラマ。新宿ロケが中心だった前シリーズ『二人の事件簿』に比べ製作予算が5割近くアップしたといわれ、スイスでの海外ロケ(第1話)や札幌ロケ(第4話)を敢行し、新シリーズの売りの一つとなった。【以上、チャンネルNECO広報資料より引用】牧美智子の切なげなアップテンポのテーマ曲が絶品。毒蝮三太夫がレギュラーに。各回のサブタイトルは以下のとおり。第1回「野獣海を渡る」、第2回「香港から来た女」、第3回「けんか友達」、第4回「札幌に咲くデカ魂」、第5回「眼には眼を」、第6回「チンチラぶるーす」、第7回「見知らぬ恋人」、第8回「あばれず」、第9回「情事の報酬」、第10回「さよなら,愛」、第11回「恐怖の日曜日」、第12回「記憶の壁」、第13回「宙に飛ぶ死体」、...
平凡なOLから銀座の夜の世界にとびこんだ女の生きざまを、夏目雅子主演で描く。建設会社に勤める河野虹子(夏目雅子)は弟の借金を返済するため、父親に内緒でホステスとして働き始める。どこにでもいる平凡なOLが自分の中に潜む「もう一人の自分」を求めて歩みだす姿を描く。【以上、ホームドラマチャンネル広報資料より引用】「キャンディーズ解散後、女優として再出発した田中好子の第1作目の作品でもあったはずです。【この項、文:浜磯】」田中好子と夏目雅子との共演作で、のちに田中好子が夏目雅子の兄と結婚することにつながった。【各回サブタイトル】第一回「あなたならどうする」、第二回「ゆうべの秘密」、第三回「よせばいいのに」、第四回「別れても好きな人」、第10回「雪が降る」、第11回「花と蝶」、第12回「女のみち」、最終回(第13回)「また逢う日まで」。【役名(演技者)】河野虹...
飲んだくれでバクチ好きの河内のオッサン徳松達も、年末ともなると女房連に尻をひっぱたかれ、やむなしモチ代をかせぎに大阪へと出かせぎに行く。フトコロも少しは、あったかくなって、河内への帰り道。ついうかれて、入ったアルサロで、助平根生を出した徳松ら長屋の連中は、サイコロバクチにひっかかり、せっかくの虎の子もスッテンテン。このまま帰ったら、カアチャンたちから、ドツかれるとワラをもつかむ思いで競艇場へと行った。そこで、バクチの大天才、通称先生とめぐり会う。この先生の霊感を聞き、最後の金で大穴をあてる。意気揚々として河内へ帰った。ところが河内では一大事件がぼっぱつ中。徳松達の長屋の大家忠三郎。これがまた大のバクチ好き。忠三郎は、暴力団難波組とのバクチに長屋の権利書を持ち出した。正月を前に家を取り上げられたら一大事。徳松達は再び先生の霊感をたよって窮地を切り...
「あたいがスリだってさあ調べて」と威勢のいい啖呵と共に裸になったちゃりんこ浮子(夏純子)が、ストリッパー斜旋業「新宿芸能社」の金沢(森繁久彌)、竜子(市原悦子)、踊り子鳥子(瞳麗子)、タマ子(中川加奈)たちのおトソ気分をフッ飛ばした。浮子に満員電車の中で、財布をスラれた金沢が、デパートで彼女を見つけ「芸能社」に連れてきたのである。最初は威勢のよかった浮子も、金沢と竜子に親身になって説教されると涙を流して更生を誓い、「新宿芸能社」に住み込んだうえ、手先の器用なことから手品ストリップを考えつき、人気はうなぎ上りとなった。ある日、浮子の父親で前科十七犯のスリの親分浅草の銀作(西村晃)の身内で左ききの武(米倉斉加年)が、浮子を連れ戻しにきた。父親のいいつけとあって仕方なく浮子は帰っていった。その途中、無意識でスッてしまった女の財布の中に、母親が田舎で仕送りを...
東京の下町を舞台に魚河岸で働く気っぷの良い男梶木勝男の活躍を描く人情喜劇。お祭り狂いの勝男が、不治の病に冒された娘久美に、祭のミコシを担せて、最後の楽しい思い出を作ってやるという内容。プログラムピクチャーの雄鈴木則文の作品で、楽しく見られるドラマ映画。