ぱいぱいにかわって高山家にやってきた新たなお手伝いいぱねま。そして“聖中華魔女女子学院の小公女”いぱねまを追ってやってきた、チグリスとユーフラテス。またもはじまる大騒動!
『魔法少女 ちゅうかなぱいぱい!』の設定をそのまま引き継いで開始された作品。高山家の設定など基本事項を説明する必要が無いぶん、物語はさらにヒートアップ。島崎和歌子がいぱねまをフレッシュな魅力で演じ、ぱいぱいとはまた違ったタイプのヒロイン像を確立した。いぱねまに仕えるユーフラテス役は、覇悪怒組のリーダーを演じた渡辺博貴。
休暇中に軽井沢を訪れた信濃のコロンボこと長野県警捜査一課の竹村岩男(堺正章)は信濃追分駅近くの魔女の人形作りで知られる人形作家、丸岡一枝(さとう珠緒)の店で起きた男の首吊り事件に巻き込まれる。 男は50歳くらい、右ほおに火傷があり、夕張からの切符を所持している。他殺とにらんだ岩男は、ラチがあかないまま、東京は旧本郷追分の一枝の父を訪れるが、その近くで50代の左ほおに火傷のある男の死体を目撃する。
担当が、知人の警視庁捜査一課の岡部(石黒賢)。その連絡で両追分の被害者は共に夕張出身と分かる。夕張に飛んだ岩男はそこで岡部が麻薬のアジトとにらむ本郷追分の骨董屋三叉路のメンバーが写っている写真を見つけた。
幼い頃、黒田龍人は偉大な風水師だった祖父茂丸に“気”を見る手ほどきを受けたが、恐怖で目を閉じてしまい、以来、気を見ることができずにいた。亡き祖父に対するコンプレックスから、龍人はコンピュータで気を見るソフトを開発し、経営コンサルタントの事務所を構えている。この夏、東京は20日あまりも雨が続く異常気象に見舞われ、都市機能が奪われていた。ある日、大家矢崎の紹介で古道具屋の老店主鈴木のもとを訪れた龍人は、彼の毎夜の幻聴を風水で治めてやる。しかし喜んだのもつかの間、鈴木の店が地盤沈下で倒壊した。鈴木は店の守り神だった庭石を捨てたバチだと言って、その石が龍神を鎮める石だったから雨も止まないのだと告げる。同じころ、沖縄与那国島では、祖母とふたりで暮らす有吉ミヅチが悪夢に悩まされていた。夢の予言通りに祖母が死に、ミヅチは島のユタの忠告に従って龍人に助けを求め...