田村正和がニヒルな無頼の剣士眠狂四郎を熱演したTVスペシャル版第2弾。隠されてきた狂四郎の出生の秘密が明かされる。ヒロインは竹下景子。狂四郎(田村正和)が江戸に戻ってきた時、将軍世継ぎ家慶(若山騎一郎)の縁談を巡って本丸老中酒井信成(綿引勝彦)と西ノ丸老中水野忠邦(伊藤孝雄)の間で暗闘が繰り広げられていた。酒井の間者で亡き母の面影を残す女美保代(竹下景子)と知り合った狂四郎は、文字若(池上季実子)の家に身を落ちつけることもなく、この争いに巻き込まれるが、両派とも美保代の命を狙っており…。
必殺剣の円月殺法で知られる眠狂四郎(田村正和)は、浮世絵師の玄斎(本田博太郎)から、自分の女房おりん(黒木瞳)を斬って円月殺法を見せてくれと頼まれた。おりんも昔から恋い焦がれている狂四郎に斬られて死にたいと願っていたのだが、狂四郎はそんな心情を理解できずにその場を去る。「ぼくはテレビドラマを観ないが、田村正和は例外だ。知り合いの中年女性がマサカズサマと呼んでいるせいもあって、昨年末の『眠狂四郎』は録画して観た。相手役の黒木瞳がなぜかいまいち色っぽくないのだが、田村正和には満足した。なんというか、狂四郎のフェロモンが噴き出て、鶴田浩二、市川雷蔵よりも、気障であり、恰好いい。こういうスターを生かせない日本映画界は莫迦である。
週刊新潮に連載された柴田錬三郎の「眠狂四郎無頼控」を映画化したもので、川西正純の監督昇進第一回作品。脚色は「美女と液体人間」の木村武(1)に川西正純。撮影は「花の慕情」の飯村正。「旅姿鼠小僧」の鶴田浩二が狂四郎に扮するほか、水野久美木暮実千代花柳喜章らに、川西監督の昇進を祝って、森繁久彌山田五十鈴らが特別出演する。
Sakai Nobunari an Elder in 'Honmaru' (or the main enclosure) and Mizuno Tadakuni an Elder in 'Nishinomaru' (or the south-east enclosure) have been at odds behind the scenes over the marriage of Tokugawa Ieyoshi, heir to the Shogunate. Kyoshiro, who has come back in Edo after 3 years is involved in it against his will. It's because he gets to know Lady Mihoyo who is a spy for Sa...
田村正和がニヒルな無頼の剣士眠狂四郎を熱演したTVスペシャル版第3弾。謎の銀貨を託された眠狂四郎の死闘と活躍を描く。今回のヒロインは南野陽子。舞台は羽後秋田の佐竹藩。何年も飢饉に苦しめられてきたこの藩では密かな計画が進められていた。それは、隠し銀山からの銀の産出。これをかぎつけた公儀隠密と藩士との間にはイザコザが絶えなかった。そんな中、老中水野越前守に頼まれた狂四郎は佐竹藩へと入国。すぐさま、病弱な女郎ともえと知り合い幸せに過ごし始めるが、ともえが戦いに巻き込まれ命を落としてしまい…。