放送日程(第2シリーズ)
回数 放送日 演出
第1回 1976年
10月15日 高井牧人
第2回 10月22日
第3回 10月29日 吉野洋
第4回 11月7日 高井牧人
第5回 11月12日 吉野洋
第6回 11月21日
第7回 11月26日 高井牧人
第8回 12月3日 吉野洋
第9回 12月10日 高井牧人
第10回 12月17日 吉野洋
第11回 12月24日
第12回 1977
年1月7日
第13回 1月14日
第14回 1月21日
第15回 1月28日
第16回 2月4日
第17回 2月11日 高井牧人
第18回 2月18日
第19回 2月25日 吉野洋
第20回 3月4日 高井牧人
第21回 3月11日
第22回 3月18日 吉野洋
第23回 3月25日 高井牧人
第24回(最終回) 4月1日
ゲスト(第2シリーズ)
第1回
課長:戸浦...
1975年10月17日から1976年4月9日までの放送で、料亭「分田上」が舞台
倉本聰原案による、東京の下町(深川)を舞台にした、照れ屋な板前の青年(萩原健一)と周囲の人々との触れ合いを描いた青春ドラマ。
当時まだ駆け出しの女優だった桃井かおりと東映の大部屋俳優だった川谷拓三を一躍有名にしたことで知られる。また、これまでの映画やテレビドラマでアウトローな役柄を演じてきた萩原を主人公の純朴な青年に、ヤクザやプレイボーイ役を演じることの多かった梅宮辰夫を熟練の渋い板前役にキャスティングし、イメージチェンジさせたのもこの作品である。
タイトルは萩原演じる主人公が母親宛に書き綴る手紙の冒頭(冠省)部分であり、劇中のナレーションも萩原がその手紙を読むという形になっている。このナレーションの手法は後の倉本作品『北の国から』にも採用された。
放送日程
回数 放送...
空は重く、暗い、北の果ての港町。順と勝弘の二人は人人の視線を意識しながら、寒そうに肩をすぼめて歩いていた。二人が行きたいのはアフリカの海だった。なぜアフリカの海でなくてはならないのか、本当は二人にも分らない。この計画の全てが曖昧だった。しかし、二人がこの計画に熱中しているのは紛れもない事実だった。春になればマグロ漁船が帰って来る。それに乗ればアフリカに行けるはずである。二人はそれまでの生活費を稼ぐためにイカ釣りの小舟に乗った。二人を雇ったイカ釣り漁師、千代松の孫娘、サヨ子は順と一緒にどこかへ行きたいと思っている。サヨ子の継母、久美は遠洋漁業に出かけている夫の留守中に、若い漁師、峯一を誘い込んでいるのを知り、この港町に耐えられなくなっているのだ。しかし、順は全く興味を示さなかった。船員相手のバーのホステス、ふじ子は順と勝弘に自らの肉体を与え、彼女のヒモ...
1968年夏、長崎。中学三年生の田中静子は、漫画家を目指している聡明で夢見がちな14歳の少女である。静子の家庭は、キャバレー勤めの母明美、小学生の妹知恵の三人で貧しく暮らしている。静子が唯一慕っていた父静男は、三年前に家族を捨てて家を出た。とある暑い午後、母の愛人である斎藤良次が新しい冷蔵庫とともに突然田中家にやって来た。「これからあんたたちのお父さんになる人よ」と母は喜ぶが、自分を“お父さま”と呼ばせ、礼儀作法に狂的にうるさく、好きな漫画を描くことを禁じる強権的な良次の存在は、静子にはうとましいだけであった。しかもこの新しい義父は、週に二、三度しか家に来ない。つまりこのウチは“2号”の家なのであった。そして、来る度に女性らしさを帯びてきた静子のカラダをなめまわすように見つめる義父の視線が、静子には耐え難かった。静子には同級生のボーイフレンド...
小説家の佐々は、みえ子の誘いで若い人達のパーティに出向き、そこで、杉子と祐子という美しい若い女性を紹介される。杉子に興味を抱いた佐々に「あの子ヴァージンよ。まっ白いウェディングドレスを着て結婚式をあげたいというのが口癖」と祐子が囁いた。「杉子は食いしん坊」という祐子の言葉に、佐々は杉子を食事に誘った。こうして二人はつき合うようになった。パーティの帰り、佐々は杉子を高級レストランに連れていった。それ以来、土曜の夜は、高級寿司屋、フランス料理屋、中華料理屋と二人の食べ歩きが続く。食事のあと、佐々は杉子をラブホテルに連れ込むが、彼女は決して身をまかそうとしない。二人のつきあいは一年経っても変らず、杉子は依然処女で、佐々はこんな関係を楽しんでいた。しかし、杉子には岡田というガソリンスタンドで働く男友達がいた。その岡田が、突然、姿を消した。佐々は杉子のかすかな...
結婚した途端、夫を交通事故で失った「やせダンプ」こと風間信子が、先妻の子供洋一と共に上京して、明るくたくましく生きていく。
それまでのドラマには無かった、やたらに長いタイトルが目立ち、以後1977年5月開始の『魔女と呼ばれる占い師は自己革命を夢みてた』まで「長いタイトルシリーズ」が続く(1977年1月1日放送の元日特別版『新春大吉』は除く)。なお小学館発行のコロタン文庫「日本なんでもナンバー1」(1980年頃発行)においては「日本一題名の長いテレビドラマ」として紹介されていた。