主婦、尾形綾子(中田喜子)は三人の子供と、家庭教師の教え子、葉子(真行寺君枝)を連れてスペインのマドリード大学に留学した。33歳。サラリーマンの夫(滝田栄)をひとり残して家をあけることに周囲はみな猛反対だった。それを押し切ったのは綾子の情熱と、「いいよ、行ってこいよ」という夫のひと言だった。ドラマは美しい現地ロケを多用してスペインでの生活ぶりをスケッチし、そこに周囲の反応をはさみながら進行する。子連れ留学とは、単なる主婦の冒険談ではなく、夫婦の絆(きずな)とは、家庭とは、教育とは--を考えるひとつのきっかけにしたい、という制作者の意図を鮮明に伝える。そして、そのひとつの回答はラストシーンで、夫が帰国した様子につぶやく「俺の方が長い旅から帰ってきたような気がするよ」というセリフだろう。視聴者は、夫も自立への旅に出ていたことを知らされるのだ。小西章子(...
「絞死刑」の田村孟、佐々木守、足立正生、大島渚など創造社の同人五人が共同でシナリオを執筆し、大島渚が監督したアングラレコードのヒットソングの映画化。撮影も同じ吉岡康弘。
大学生活最後の休暇を楽しむため、大ノッポ、中ノッポ、チビの三人は日本海の海辺に行った。暖い陽気に誘われて三人は、泳いだが、いつの間にか服がなくなり、代りに軍服と粗末な学生服があった。三人はそのため、密航者と思われ、パトカーに追われる破目になった。その途中、たまたま、魅力的なネエちゃんと知りあい、銭湯で服をすり換える、という知恵を授けられたが、見なれぬ青年と少年にピストルをつきつけられ、もとの服に戻されてしまった。青年たちには、何か事情があるらしいが、三人には何が何だかさっぱり分らない。ただただ、パトカーと、青年との手を逃れるべく、走り回らねばならなかった。追われているうちに、三人は...
影片故事的原素材是在日朝鲜人李珍宇,在种族歧视之下,精神空想到变态地步。不仅歼杀两名年轻女子,而且把经历写成小说参加报社征文,甚至在杀人之后还用平静的声音打电话给报社。在被判死刑后,一名在日朝鲜女记者与他通信,希望唤起他的民族意识。影片基于这样一个现实事件,但情节又几乎出离了故事本身。
影片一开始就是突如其来的处决R氏,也没有解释原因。行刑之后R氏居然没有死,只是丧失记忆昏迷过去。执行死刑的一干人等决定先恢复他犯罪的意识,再执行第二次死刑。于是,一干人等当场扮演R氏身边的人物,试图唤醒R的记忆,甚至扮演R的教育部长把突然出现的姑娘杀了。被害姑娘苏醒后成了身穿朝鲜民族服装的中年妇女,被R唤作姐姐,并夸奖R的民族意识、责难日本帝国主义。影片后半部分描写了R的想象世界。死刑执行人们围坐着举行酒宴,R和女人躺在他们中间,两个人的谈话内容正是李珍宇与朝鲜女记者...