昭和三十年代後半、浦上龍二は青雲の志を抱いて故郷を後にした。昼は工場で働き、夜は定時制高校に通う龍二はある日、街中でヤクザの抗争を目撃し、血が沸き立つのを感じた。数人の相手に一歩も退かない男の、死を恐れない姿に感動したのだった。そしてこの時の感動が、龍二の生きる方向を大きく決定づけた……職場をまとめ、高校で君臨していく風雲児浦上龍二の青春譜が、今ここに始まる!!
日本のヤクザ世界をエンタテインメント性豊かに描く村上和彦の企画による「実録名古屋やくざ戦争」シリーズ第2弾。大日本昭和会との抗争により13年の刑に服した三代目山王会城田組組長仁笠。そんな彼の出所後に待ち構えていたものとは…。
戦乱か、統一か? すべてはこの侠たちに託された。日本のヤクザ世界をエンタテインメント性豊かに描く村上和彦の企画による、『実録名古屋やくざ戦争』シリーズ完結編。監督は、石原興。新たなメンバーを加えた新執行部を得た山王会直参城道会は、名古屋統一の大義を掲げ、激動の時代の荒波が待ち受ける大海原へと大いなる船出をすることとなった。そんな矢先、組員の引き抜き問題に端を発し、山王会と羽山組による“山羽抗争”の火蓋が切って落とされた。城道会西山組幹部笹本を射殺された山王会は、羽山組系河口興業事務所への発砲を皮切りに、大阪を主戦場として本格的に報復攻撃を開始する。暗殺専門のプロ集団勇仁会を中心に、山王会は羽山組への怒濤の攻撃を仕掛けるのだが。
日本製作のオリジナルビデオ。殺られたら殺りかえす! 侠のメンツを賭けた一大抗争を描く極道巨編。かつて、日本極道界を大きく震撼させた大阪戦争を、清水健太郎、山本昌平の共演でリアルに描いたアクションドラマ。監督は、石原興。昭和50年7月、大阪、賭場で揉め事を起こした山王会直参の組員が、その賭場を仕切る梅山組系の組員に射殺されるという事件が起こった。これが、かつて日本極道会を大きく震撼させた大阪戦争の始まりだった。
闇の仕置き人鬼頭清次は榊組組長の未亡人美沙と出会う。美沙は榊組を解散し土木会社を設立する。工場現場が何者かによって爆破された。鬼頭は、爆破事件の生き残り菊池から驚愕の事実を打ち明けられる……。
渡辺小五郎(東山紀之)が勤める本町奉行所に、幕府から観察方番頭の朝比奈藤十郎(安田顕)がやってきた。リストラを宣言した朝比奈は、小五郎の相棒結城新之助(田口浩正)に候補選びを申し付ける。最近、長女のお絹(浜辺美波)との仲がギクシャクして悩んでいた結城は、公私で難題を抱えるはめに。
一方、江戸の街では、きれいな着物で絵師のモデルになれると少女たちをだまして食い物にするあくどい商売が横行していた。お絹も誘われるまま絵師たちの前に連れて来られる。
そこには、結城の幼なじみの絵師鬼頭進之助(寺島進)の姿もあった。さらに、日銭を稼ぎにやってきた経師屋の涼次(松岡昌宏)も巻き込まれてしまう。
そんななか、奉行所では、ムダな人員などいないことを示すために一致団結して大きな成果を上げようという声が上がる。リストラ要員の選定に頭を抱えていた結城も大賛成するが、それ...
釜塚の金右衛門一党の盗賊雲津の弥平次は、上州と越後境の湯治場で、崖下に倒れていた一人の侍を助ける。その若者は何者かに襲われ深い傷を負い、すべての記憶を失っていた。
女房のしまと共に、男を介抱した弥平次は、自分の名から一文字とって「谷川弥太郎」と名づけ、一期一会と別れていく。
数年後、江戸― 首領亡き後、一党の跡目争いに巻きこまれていた弥平次は、ある夜偶然、弥太郎が人を斬る姿を目撃する。
依然として記憶が戻らない弥太郎は、香具師の元締五名の清右衛門に拾われ、仕掛人となっていた。彼の身を案じた弥平次は、清右衛門のもとから助け出そうと決意する。
一方、弥太郎は仕掛けた相手から「笹尾平三郎」という名で呼ばれ、激しく動揺する。 それが自分の名前なのか、自分はいったい何者なのか―
弥平次への恩と清右衛門への義理の狭間に揺れ、苦悩しながらも手を血で染め続ける弥...