1945年生まれのオランダの漫画家デュパによる彼の代表的なギャグコミックをアニメ化。クラシックカーなどが好きな作者の趣味が物語にも反映されているのが特徴のひとつ。《老青年》とでもいうべき元気なロンじいさんと珍犬ドメルの騒動を描く。ヨーロッパのどこかにある小さな町。ここには、メカに強いだけでなく心身ハツラツのロンじいさんと、人語をしゃべって車の運転までこなすおかしな犬ドメルが暮らしていた。自由気ままに愉快な毎日を過ごすロンは、近所の少女チェリーやスーパーマーケットの店長ラリーたちのために色んなメカを作ってやろうとするが、なかなか思い通りにはいかず、町中は大騒ぎに。本作の実制作は『猫目小僧』などのワコープロ(当時は和光プロ)が担当。往年のアメリカアニメを意識し、セリフよりも動作に重点を置いて作られた。
幕末の英傑坂本竜馬を尊敬してやまない人気俳優武田鉄矢が原作(文芸)を執筆、忍者漫画『あずみ』で大ヒットの漫画家小山ゆうが作画を担当した、竜馬を主役とする史劇コミックのアニメ化。長きにわたる江戸幕府の治世が終焉を迎えようとする前夜、土佐藩(現在の高知県)に生まれた坂本家5人兄弟の末っ子竜馬。彼はなかなか寝小便のくせが治らず、児童期は学問も剣術も今ひとつだった。だが人柄はよく、心に抱く夢は大きい。やがて剣の才覚に目覚めた竜馬は土地の人気者となり、武士の子で優等生の武市半平太、足軽の子岡田以蔵と三人で親友トリオを組むようになる。やがてそんな竜馬たちにも、甘い恋のときめきが……? 『ふしぎの海のナディア』『ひみつの花園』に続く時間枠のNHKアニメとして放映され、日本ヘラルド映画とアニメーション21が製作を担当。監督は、タツノコプロ作品などで大活躍の...