修一(緒形拳)はある玩具会社の苦情処理係の課長。何事にもストレートで言いたいことをはっきり言うため、出世には縁遠いが、仕事はうまくこなしていた。妻の早紀子を亡くしてから男手1つで3人の娘を育てあげたが、女性に惚れやすい為、なかなか落ち着かず、亡妻の友人姫子(渡辺えり子)を初め、あちこちで恋人を作っていた。ところが、秘かに想いを寄せる真澄(伊東ゆかり)の前では勝手が違い、うまく気持ちを伝えられない。長女あやめ(清水美砂)は一家の母親役として、次女のかなえ(つみきみほ)や三女のさなえ(渋谷琴乃)から、父親らしいことをしない修一以上に頼られている為、恋人よりもまず家族を優先させねばならず、毎日家と会社の往復で疲れていた。そんなある日、あやめの恋人喜一(伊原剛志)が正式に結婚の挨拶に来ることになった。問題は頑固オヤジだが…。2人は無事ゴールインできるの...
翔ぶ男(とぶおとこ)は1998年1月7日~2月4日にNHK総合テレビジョン「水曜シリーズドラマ」で放送されたテレビドラマ。
東京都内のビルから、妊娠中の加瀬冬美子(青木麻由子)という若い女性が墜落死した。定年が一月半後に迫った五反田警察署の警部補青野由吉(緒形拳)は、殺人ではないかと疑う。実は由吉の妻綾子(永島瑛子)は長年にわたり万引きしていたが、事実を知った由吉に厳しく問いつめられた末、「私、翔べるの」と言い残して飛び降り自殺していた。以来そのことは由吉に重くのしかかっていた。また、由吉自身も子どものころ鳥のように翔べると信じて、高い木から空に飛びだした過去があった。やがて捜査線上に駆け出しの指揮者竜頭 亮(高橋克典)という男が浮上する。冬美子の死に触発された過去の飛翔の記憶が交錯するなか、捜査本部の方針に反して、妻を追及したときと同じように...
This romantic tale involves a co-pilot who aspires to become the pilot of a new Boeing 747-400, and the stewardess he loves. Suddenly, the wife he had believed dead reappears.
釣り好きの中年作家釣部渓三郎は、山登りが縁で知り合った女子学生の上條アキと親交を深めていたが、一年前にアメリカに語学留学に行ったまま最近は便りもなくなっていた。ある日、そのアキが奥多摩日原小川谷の渓流で男の死体を発見した。実は彼女は二日前に帰国し、時差ボケもなおらぬままにザックを背負ってやってきたのだ。出動した所轄署員は、落石事故による死亡と断定するが…。