1. 手柄捨てます
2. 信じたく候少女の執念
3. 記憶の無い囚人に幸あれ
4. 初恋のひとに誠尽くせば
5. さて困った浮気の後始末
6. 父上が男の意地を張る時
7. いつか旅立つ若者たちへ
8. 女敵討ちするもしないも
9. 奉行所見物大役でござる
10. 逼塞!男は黙って動かず
11. 乙女が残してくれたもの
12. 物の怪!?母の心子知らず
13. 人生捨てたものではない
14. 女心と秋の空とはいうが
15. その女人倫を乱すにつき
16. 里子の行方我のみぞ知る
17. 女の敵にお仕置きいたす
18. そして祝言の日は来たり
19. 誰かがお前を愛している
20. 藤木紋蔵殿の一番長い日
21. ゆく年や嗚呼夫婦あり
志帆は、ある日親友菜生子の婚約者、古葉の運転する車で事故に遭う。この事故で菜生子は亡くなり、志帆も大怪我を負った。1年後、志帆と古葉は婚約するが、志帆は菜生子の兄からもプロポーズされる。
上田ヒトシは生来のばく才で、勝負事には絶対負けないツイてる男。ある日上田は、勤め先のホテルの結婚披露宴で、来客の阿波商事花木常務と、花嫁を利用して賭けをはじめた。賭けに夢中になった上田は、調子にのりすぎて披露宴は大混乱。上田はホテルを馘になった。ことのいきさつを知った阿波商事社長令嬢啓子は、上田に同情し、社に迎えいれようとした。しかし気ままな生活が身についた上田は、これを嫌った。が、上田にまともな職についてもらおうとする、フィアンセの泉カネ子は、彼の唯一の弱点、犬を見るとかゆくなる“犬アレルギー”を利用して、強引に上田を納得させた。その頃会社では、大金持のバイヤー、ヘッケル氏の来日を機に、商談をまとめようと大騒動。上田と花木はヘッケルの賭け好きを利用して、見事に商談をまとめた。しかし数日後、ヘッケルが偽もので、契約金を受取ると、マカオに帰ってしまった...
鶴亀製菓では、石黒専務の発案で、長年研究してきた新しい清涼飲料水、ハッスルコーラを発売しようとしていた早速、実験というわけで社内で一番無気力な社員田中太郎が試飲することになった。ショボクレタ表情の太郎は飲むうち、次第にポパイの如くハッスルして来た。以来、通勤バスの小暴力を追放したりの大活躍。ところが、このハッスルコーラもある種の興奮剤が入っているため販売不許可となり、エキスを抜いた普通コーラーを造って売り出すことになった。が太郎は相変らずハッスル。課長の大沢が抜擢されて新会社の部長として就任するのを応援していた。やがて「ハッスルコーラー販売株式会社」が設立され、スウダラ社員が顔を揃えた。メンバーはボンヤリ安川、プレイボーイの石井、バクチと喧嘩好きの木塚、古典的万年社員桜田、そに、エレベーター係の美奈子に熱をあげる小谷の七人。戦友同志の七人、精...
いつの世にも犬猿の仲と呼ばれる宿敵同士がいる。トヨトミ電気の猿飛三郎と徳川ムセンの犬丸丸夫もライバルで産業スパイとしてシノギをけずっていた。都心に近いアパート、関ケ原荘に猿飛と犬丸が隣り合せに住んだ時から、両社のスパイ合戦が華やかに展開していった。トヨトミが電化モデルハウスを建てた。さっそく徳川の犬丸は出前持ちに変装し、放射性物質を塗ったラーメンを届けた。つまりガイガー計を使えば食べた者の行方がつきとめられる訳だ。ガイガー針片手に犬丸が猿飛の跡を追っていくと、何と行きついた先が公衆便所。ついに東京湾の沖でまかれてしまい、いっぱい喰わされた犬丸は「敵もさるもの、忍法ハヤグソを使ったか!」とくやしさこの上なしの態。徳川が万能コタツを製造した。猿飛はステテコ姿で徳川方にのりこみ、大あぐらをかいてコタツに難くせをつけ、忍法ステテコくずしとまではよかったが、...
オリンピック出場を目指していた元体操選手の女子大生、北条早苗。今は夢破れて人生の目的を見失っていた。卒業を目前に控え、就職先も見つからず途方に暮れる早苗。そんな時、恩師が臨時の体育教師の口を紹介してくれた。そこは沖縄県石垣島。リゾート気分も手伝って軽い気持ちでその話に乗った早苗。しかし、いざ行ってみると採用されたのは石垣島の隣にある人口約300人の小さな島、竹富島の小学校だった。思い描いていたリゾートホテルやプライベートビーチといったおしゃれな施設が見当たらず、早苗は“何もない”とふてくされるのだったが…。
石灯籠は日本の庭には欠かせない石で作った美術品です。
石灯籠が伝わったのは飛鳥時代。仏教とともに大陸からやって来ました。
奈良県の當麻寺(たいまでら)にあるのは日本最古のものとされています。
仏前に神聖な火をともす、献灯のために使われました。
電気がなかった時代、石灯籠は大切なともしびを守るものでした。
そのため、必ず火を入れる部分があります。
火袋(ひぶくろ)があるものをすべて石灯籠と呼びます。