『俺たちの祭』(おれたちのまつり)は、ユニオン映画が制作、日本テレビ系で放送された若者たちの青春を描いたドラマで、「俺たちシリーズ」の最終作。
1977年11月20日スタート。当初から「俺たちシリーズ」の完結編として製作された。
『俺たちの旅』終了後、中村雅俊は本作の前番組である『俺たちの朝』のちょうど真裏にあたるNHK大河ドラマ『花神』に高杉晋作役で1977年10月まで出演していたが、その直後に1年ぶりにこの枠に戻って来ることになった。青春スターとして人気絶頂期を迎えていた中村の主演だけに本作にも期待が寄せられたが、前2作に比べてコメディの部分が少なくなり、挫折、苦悩、長い回想シーンなど重い雰囲気の場面が多く、期待に反して視聴率的に苦戦してしまう。前2作と同様に1年間の放送も想定されていたとのことだが、結局1978年4月30日に全23話をもって終了...
物語の舞台は横浜。研究所でファジー理論を研究するサラリーマンである丹羽修一(にわしゅういち)には、妻子があった。しかしある日、同じ研究所に勤務する玲子にキスをされてしまい、それを機にギクシャクし始めた祥子との夫婦生活は離婚にいたる。同じ時期、中古車ディーラーに勤める安倍直人(あべなおと)も、歯科医である妻(千春)と離婚していた。ひょんなことから顔見知りとなった独身の丹羽と安倍であったが、安倍は一方的に丹羽の自宅に転がり込んでしまう。丹羽、丹羽の息子、安倍という3人での共同生活。そんななか、中年男子二人それぞれの恋愛事情は、思わぬ方向に向かっていった。
1993年(平成5年) 10月23日から12月18日まで日本テレビ系列で放送されたテレビドラマ。土曜夜9時の「土曜グランド劇場」内で放送された。
彩子、由子、法子、桐子は仙台のお嬢様学校、青葉女学院で幼稚園から短大まで16年間を共に過ごした同級生。子供の頃のまま桐子以外はお互いの愛称でタケ、おコマ、ノロと呼び合っている。その後結婚し家庭を持ったが、家が近いことも縁でそれぞれの夫も含めなにかと連絡を取り合い集まっている。桐子は離婚後連絡が取れなくなっていたが、おコマが偶然銀座で再会する。タケの父親が所有している三浦の別荘でパーティーが開かれ、そこに桐子も招き4人は旧友を温めた。しかし圭一郎と桐子は以前恋人関係で、それはこの2人の再会も意味した。このパーティーに桐子が同僚で後輩の藤森を連れてきてノロと藤森は出会う。この2組の禁じられた恋とグループ交流そして女学生時代の思い出話を主にストーリーは進行する。4人は36歳をむかえ、まさに女の曲がり角である。
2010年冬季 テレビ東京 日剧SP
塚田文雄(柳葉敏郎)の以前の仕事は地銀の課長職。都銀との合併時に、部下や同僚の肩たたき役を命じられた。塚田は、組織や人の冷たさを感じ“こんな世界で生きてきたのか”と、出世コースが約束されていたにも関わらず自らも退職。半年前から、食品会社「アカネフーヅ」の社長鈴木一郎(西田敏行)のお抱え運転手として働いている。
ガサツに見えて繊細で、剽軽なところもある一郎。ころころ態度が変わる一郎と毎日を過ごすうちに塚田は、人の温もりを感じるようになり、今では帰宅後、妻の敬子(安田成美)にも楽しそうに仕事の話をするほどになった。
ある日、一郎の持ち馬『シューシャインボーイ』が競馬レースで勝利した。しかし一郎は祝賀会にも参加せず、さっさと車に乗り込んでしまう。新宿“角筈の大ガード下”へ行くよう指示された塚田は、言われるままに新宿へ...
安達修一(中村雅俊)聡子(麻生祐未)夫婦にはAIDで授かった音大生の一人娘加奈(谷村美月)がいる。2人はその事実を加奈には明かしていない。ある時、加奈は自分にある音楽の才能が遺伝でないことに気付く。自分と両親の関係に疑いを持ち始めた加奈は、修一と聡子に内緒でDNA鑑定を受ける。その結果、修一とのDNA不一致が発覚。さらに、自分が「AID」という何処の誰が父親かも知れない方法によって生まれた事を知り衝撃を受ける。加奈は、家族への信頼を大きく失っていく。そして、自分のルーツを探るためAIDを修一と聡子に勧めた病院を訪れることにした加奈は、そこで同じAIDでこの世に生を受けた男平尾知彦(忍成修吾)に出会う。同じ出生の境遇である知彦に対して親近感を抱く加奈。が、知彦は「馴れ合うつもりはない」と加奈を拒絶する。自分の出生について知った加奈は、AIDにまで...
2012年冬季 TBS 日剧SP
季節は二月。
物語はふたりの男女がトワイライトエクスプレスに乗り込むところから始まる。
この旅行を最後に別れを決意した森啓介(佐藤浩市)と高津千絵(中山美穂)。家庭を持ちつつも、啓介に対する燃え上がる感情を抑えられずに、これまで密やかに愛を育んできた千絵。そんな千絵を愛し、力強くも静かに見守り続けてきた啓介。車窓にうつる美しい風景、吹き付ける雪のなか、ゆっくり流れるトワイライトエクスプレスだけの時間。展望サロンのサロンデュノール、食堂車のダイナープレヤデス、そして特別室であるスイートルームで、二人はお互いの揺れる想いをさらし、感情をぶつけ合う。
これまで離れられずに固く結ばれてきたふたりが、大阪を出発し翌朝、札幌到着までの間、何を語り、どんな結末を迎えるのか…。