お荷物OLを切れ
地獄の温泉旅行
寿退社を狙え
適材適所の嘘
ミスを呼ぶ女達
さよなら青春
とても危ない状況
最後の家族旅行
妻には内緒ね!
妊娠ですか
意外な結末
さよなら流れ星
5年間の海外単身赴任を終え帰国した坂本時雄(長塚京三)は、五反田支店に支店長代理として着任する。時雄は、支店長拓植義治(前田吟)から“お荷物OL”と呼ばれている万里華、笑美子、新入社員の菜乃子をリストラせよという業務命令を受けた。情報収集をしようと、3人のOLを居酒屋に誘うのだが、明るくて素直な彼女たちの素顔を知ってしまうと、苦い気持ちで一杯になってしまう。そして、彼女たちを一人前に鍛えることを決意し、そんな時雄に3人も好意を持つのであった。
法律事務所の調査員として働き始めてから1年が経つ咲子(河合奈保子)。友人の結婚披露宴で、西岡順子(香山美子)という美しい女性に呼び止められ、上司友井良介(竹脇無我)のことを聞かれた。翌朝、事務所に送り主のない真っ赤なバラが届く。咲子はひょっとしたらと思い、良介に西岡順子について尋ねるが、心当たりは無いという。良介に内緒で調べると、送り主が順子だとわかり咲子の胸は騒ぐ。現在独身の良介は、7年前渡米中に婚約者の堀井順子を殺されていた。良介の指にはほくろがある。これが付き合う女性を不幸にすると易者から言われ、気にしているらしい。堀井順子と西岡順子。咲子は休暇を取って事情を調べ始めるのだが…。
2012年冬季 TBS 日剧SP
季節は二月。
物語はふたりの男女がトワイライトエクスプレスに乗り込むところから始まる。
この旅行を最後に別れを決意した森啓介(佐藤浩市)と高津千絵(中山美穂)。家庭を持ちつつも、啓介に対する燃え上がる感情を抑えられずに、これまで密やかに愛を育んできた千絵。そんな千絵を愛し、力強くも静かに見守り続けてきた啓介。車窓にうつる美しい風景、吹き付ける雪のなか、ゆっくり流れるトワイライトエクスプレスだけの時間。展望サロンのサロンデュノール、食堂車のダイナープレヤデス、そして特別室であるスイートルームで、二人はお互いの揺れる想いをさらし、感情をぶつけ合う。
これまで離れられずに固く結ばれてきたふたりが、大阪を出発し翌朝、札幌到着までの間、何を語り、どんな結末を迎えるのか…。
あき(佐久間良子)は自力でささやかな呉服店を営み、弟の信(大和田伸也)を育て、土木技師として社会へ巣立たせていた。信は結婚を間近に控えており、今日は結納の日だった。2人が準備をしていると、社会部の記者を名乗る男性(山岡甲)が、見知らぬ女性(茅島成美)を連れて訪ねてきた。その女性は信のことを、駅のホームから落ちた息子を列車から助けてくれた恩人だと語る。群馬県のある駅で起きた出来事だというが、信はあくまで人違いだと主張する。あきは信が何かを隠していると感じたが、追及せずそのままにしておいた。数日後、群馬県から信宛てに速達が届いた。差出人は川田さつき(東てる美)。しかし信は読みもしないで手紙を破り捨てた。あきは店を休んで群馬県まで出かけることにした。それから3日後。あきは、さつきとともに家に帰ってきた。さつきによると、信は出張中にスナックで働く彼女と親しく...
舞台は駅の待合室で、外は雨が降っている。2時間枠の中で、舞台はそこから動かない。大原と田村は恋人同士だが、駅で別れの場面を迎えようとしている。また、これから恋を始める若いカップルがいる。そしてもう一組、別れて暮らす子どもに会いにやってきた女と、昔の亭主がベンチに座っている。この3組の心理劇を中心に、駅に出入りする人々の形態が、ドラマと同じ2時間の流れの中で描かれる。しかし一組の話が終わるや、タイミングよく別の話がはじまる不自然さなどが致命的で、映画的時間を封じ込めたこの試みは成功したとはいえない。
9年間に及ぶ交際に終止符を打とうとしている熟年の男女、水絵(大原麗子)と保之(田村正和)は、今まさに雨が降...