元子爵椿英輔(石濱朗)の死体が信州霧ヶ峰で発見された。彼は宝石店「天銀堂」で起きた毒殺事件の容疑者として警察の事情聴取を受けていた。アリバイが成立し釈放されたのだが、数日前に突然失踪していたのだ。英輔の死に納得いかない娘美禰子(西村知美)は金田一耕助(古谷一行)に捜査を依頼する。
金田一は椿家を訪れた夜に、英輔の金のフルートで、彼の遺作『悪魔が来りて笛を吹く』を演奏する仮面の男を目撃する。翌日、美禰子の叔父玉虫公丸(根上淳)が密室で殺された。現場では、屋敷内を捜索していた警官たちによって、フルートケースから「天銀堂」で盗まれた宝石も発見。金田一と美禰子は、英輔の足取りを確認するため、彼が事件当時にいたとされる神戸市の須磨に向かう。
放送: 1998-04-09
生ワイドショーと生ドラマ、それに15分のVTRショートドラマを合体させた長時間スペシャル。大原麗子がメーンキャスターと主演女優の二役に挑戦。なお、当初は鎌田敏夫脚本のドラマも予定されていたができあがった番組では鎌田作品はない。このほか、師走の町の模様や小比類巻かほるのドキュメントも。「マニゴンバゴンタオン」はフィリピン語で「あけましておめでとう」の意。早坂暁は本作で書いた「哀しや女ずもう」を題材として1991年に『女相撲』(TBS)を発表した。星田良子の演出デビュー作。「たまたま早坂暁脚本の演出家だけが決まらずに残っていたので、星田(良子)はプロデューサーの中山(和記)に、演出をやらせてほしいと頼み込んだ。ニューヨークに出張中だった中山に、便せんで15枚にもわたる長い手紙を書いて、どうしても演出をやりたいという希望を述べた。この長文の手紙を送りつ...
2003/4/4~5/30、2004/4/2~7/23に放送された『御宿かわせみ』の第三シリーズ。東吾(中村橋之助)の兄通之進(草刈正雄)の部下で東吾の友人畝源三郎役は、第一、第二シリーズの宍戸開から沢村一樹に交代した。第一シリーズ(2003/4/4~5/30)第二回「宵節句(よい…ルビ)」に出演した和世(有森也実)が、本作第一話に登場(和世の兄五井兵馬(佐々木蔵之介)も回想シーンに登場する)。兵馬の愛人に弟子たちが唆されて敵討ちするという展開になっていた。各話サブタイトルは以下の通り(カッコ内はルビ)。第一回「花御堂(はなみどう)の決闘」、第二回「千鳥が啼(な)いた」、第三回「牡丹(ぼたん)屋敷の人々」、第四回「秋色佃島(しゅうしょくつくだじま)」、第五回「雨月(うげつ)」、第六回「忠三郎転生(てんせい)」、第七回「雪の夜ばなし」、第八回「梅...
時代は江戸の後期1840年代。江戸大川端の小さな旅籠「かわせみ」を舞台に、宿の女主人るいと恋人の神林東吾とその仲間たちが、泊り客や市井の事件を見事に解決していく、人情味あふれる、1話完結の捕物帳。【以上、NHK広報資料より引用】「2003/4/4~5/30に放送された『御宿かわせみ』の第二シリーズ。タイトル内に「第二章」と表示されている。各話サブタイトルは以下の通り(カッコ内はルビ)。第一回「美人の女中」、第二回「女難剣難」、第三回「藍染(あいぞめ)川」、第四回「狐の嫁入り」、第五回「源三郎の恋」、第六回「美男の医者」、第七回「夜鴉(よがらす)おきん」、第八回「息子」、第九回「幽霊殺し」、第十回「卯の花匂う」、第十一回「夕涼みの女」、第十二回「酸漿(ほおずき)は殺しの口笛」、第十三回「藤屋の火事」、第十四回「麻布の秋」、第十五回「三つ橋渡った」、...