『親子ゲーム』(おやこゲーム)は、1986年6月7日から同年8月16日まで、TBS系列で毎週土曜日21:00 - 21:54(JST)に放送されていたホームドラマである。全11回。
長渕剛の主演テレビドラマ第3作。親に見捨てられた弱虫な少年が、暴走族出身の男女が切り盛りするラーメン屋に引き取られて、様々な騒動の中心になる物語である。この擬似家庭の後見人的存在である高年警官は家族と相性が悪く、暴走族出身のラーメン屋の男女との交流の方が親密な人物である。このように、家族や世間から「仲間外れになった」少年や青年や高年が、血縁を持たないながらも同棲して、親密な一家のような関係を作り、喧嘩を繰り広げながらも心を開いていく過程を描いている。
長渕剛が原案、主演、音楽監督、主題歌を担当したヤクザ映画。脚本監督はテレビドラマ「とんぼ」でも長渕とコンビを組んだ黒土三男。
かつて阿南連合にいた神崎勇治も、今は兄貴分だった阿南にも目の敵にされる始末。彼には蓮という名の一人息子がいたが、服役中に生まれたため顔も知らない。また妻の早苗とはすでに離婚しており、子供とは会うことができなかった。勇治の妹きよは、兄のために蓮と会わせる。勇治は蓮とドライブをして、息子と初めて楽しい時間を過ごした。ある日、きよと恋人の翔が阿南連合に連れ去られ、翔は組員たちによって殺害されてしまう。また目の前で恋人を殺されたきよは、ショックのあまり記憶を失ってしまった。
小川英二は8年の刑期を勤めて出所後、八田興業を壊滅させる。舎弟の常吉は組長湯沢を射殺して服役中であった。身寄りも仲間もいない英二は、西にいることしか分かっていない10年前に姿を消した妹のあずさを捜すため、単身九州を訪れ熊本にたどり着く。
かつて世話になった松のところに身を寄せ、熊本の組織である村川組に世話になるが、松はそのことに反対する。熊本で日本語を喋ることもできない若く美しい中国人女性梅花(メイホウ)と出会う。英二の部屋から帰ろうとしない梅花を追い払おうとするが、やがて魅かれ合う。
しかし、梅花は日本に密入国した身であること、村川組に騙され、売春婦をさせられていることを知り、梅花を村川組から救い出そうと決意する。あずさが鹿児島にいることを知った英二。既に結婚していたあずさを訪ねて鹿児島に出向くが、あずさもかつて同じように村川組から酷い仕打ちを...