梅村乃里子は、バドミントン部に籍を置く17歳の高校生。桜の花が満開のある日、乃里子ら仲良し五人組は、野立ての席で足がシビれて不作法な格好をしている時、その場に居合せたひげ面の男が写真に撮り、その写真が週刊誌のグラビアに掲載されてしまった。お嫁の貰い手がなくなる!と五人はカンカン。数日後、新しく国語の教師福島清彦が赴任して来た。スーツを着こなし、端正な男らしいその福島こそ、あのひげ面の男だった。昌子、由美、泉、光江の4人はポーッとしたが、乃里子だけは、なんとしても謝罪せないと気がすまない。乃里子の母、千恵は小料理屋「梅村」の女王人。夫の山下剛と別れているのだが、乃里子は千恵には内緒で時々会っている。乃里子のバドミントン部は毎年最下位なので、大学時代、バドミントンの名選手だった福島に、“グラビア事件”の償いとしてコーチを頼んだ。やがて福島の厳しい練習の...
倍賞千恵子倍賞美津子姉妹の初共演ドラマ!30代40代の主婦たちが、これからの自分の生き方、これからの夫婦のあり方を探ろうとするさまを軽快なタッチで描く。1984年作品。物語は、倍賞姉妹演じるデザインスクールの同級生が、16年ぶりに再会するところから始まる。2人とも現在は主婦で、夫と子ども1人の3人暮らし。そして「生活があるが人生が無い毎日…」「子育てが一区切りした今、これからの自分の人生って何だろう…」という思いを抱えている点でも共通している。タイトルの「シンデレラミセス」には、そういった当時の女性たちの切実な問題意識が込められている。
さらに劇中の音楽は、ユーミンこと松任谷由実(当時荒井由実)が担当。「ルージュの伝言」など名曲の数々が劇中で使用され、豪華共演に華を添えている。
環境学者である西山玄学は、企業や企業の肩を持つ警察の圧力に屈することなく公害の実態調査をする一方、代々家に伝わる『諸世紀』の研究をしていた。そんな或る日、娘であるまり子の恋人の中川が帰国。まり子と中川の前で、父の西山玄学は「今の時代、先がどうなるかわからない。結婚しても子供は作るな」と残酷な忠告をした。数日後、夢の島で合成防腐剤AF2のため巨大化したナメクジが大発生する。日本各地では奇形児が増加する一方で、亜鉛鉱山周辺では特定の能力が異常に発達した子供が現れる。中川の実家がある漁村が赤潮で全滅した夜、中川とまり子は互いに惹かれ、ついに船の上で結ばれる。
西山は、人類の行き過ぎた開発が人類を滅亡させるとして、必要以上の生産を止めるよう提言するが、人々の興味は生活の向上や生産の増加に向いており、逆に「ヒューマニズムの崩壊」と批判される始末。国際会議も、発...