酒好きでめっぽう腕のたつ浪人松村信兵衛(高橋克典)が、慣れない赤ん坊の子育てに奮闘しながら、市中で起きる様々な問題を解決する姿を描く『子連れ信兵衛』。
昨年秋の放送はおおいに好評を博し、早くも続編『子連れ信兵衛2』の制作放送が決定しました。
原作は山本周五郎の名作「人情裏長屋」。現代社会に通じる”親子の絆”というテーマを、シングルファーザーであるイクメン侍が躍動する『子連れ信兵衛』ならではのオリジナルストーリーに、パワーアップして展開します。
大人気の赤ん坊鶴之助もちょっぴり大きくなって再登場。信兵衛親子を気遣う娘おぶん(小島梨里杏)たち、いつもの長屋の面々に、凛々しい女剣士の美玖(みく)(黒谷友香)が加わって恋の騒動の予感が?
シリーズ2も、胸のすく信兵衛の活躍にどうぞご期待ください!
女性カメラマン“キャサリン”こと希麻倫子(かたせ梨乃)は、年明けに京南大学文学部教授大藤(清水紘治)主催のパーティーに招かれた。一同は食事の前に恒例となっている百人一首を始めることに。その席で、読み手の大藤が突然、奇妙な声をあげた。なぜか和泉式部の札がまったく違う古びた札に差し替えられており、しかも絵の回りが黒く縁取られて塗られていたのだ。京南大学内で和泉式部と呼ばれている美女いずみ(宮田早苗)は「演技が悪いわ。誰かの嫌がらせかしら」と機嫌を損ねる。すっかり場がしらけ、みんな食事を始めると、今度は突然いずみがうめき声をあげて息絶えてしまう。通報を受けて京都府警の狩矢警部(西岡徳馬)と橋口刑事(坂本あきら)が駆けつけた。狩屋は顔見知りの倫子に協力を仰ぎ、いずみの死因について捜査を開始する。