岡山を舞台に、一本独鈷を貫く組織の熾烈な戦いを、木村一八主演で描く任侠アクション。監督は『日本統一』の辻裕之。
岡山の町で、小さいながらも一本独鈷を貫いてきた木元組。若頭京極晃(木村一八)が必死に守ってきたシマも、関西共和会をバックに持つ宮本会の激しい侵攻に遭っていた。しかし、侠は黙っていなかった。京極の兄貴分であり、組長代行の箕島(小沢仁志)は、宮本会の幹部暗殺を決意。京極もまた、最前線に立つのだが、計画は失敗し、箕島は自ら警察に出頭、逮捕されてしまう。
ひかり銀行大阪中央支店の次長安斉は、ある大口の顧客の預金を使い込んでマネーゲームに溺れ、多額の損失を出してしまった。そのことが顧客にバレ、彼は崖っぷちに追い込まれてしまう。1億だけでも1週間以内に用意しなければ、訴えられることは必至であった。そこで、安斉は詐欺を働いてヤクザの資金を横取りすることを思いつく。ひょんなことから知り合った、飲む打つ買うの3拍子揃った借金まみれの水沼警部補と、店の資金繰りに困っているスナックのママ怜子を仲間に引き入れた安斉は、ヤクザと裏で通じている悪徳不動産会社戎興産を詐欺にかけることにした。その計画は、規制ばかりでどうしようもない土地を戎興産から購入した後、「数年後に京都サミットが予定されていて、辺りの土地が値上がりする」とのガセネタを彼らにつかませるというものである。安斉の計画通り、ガセネタをつかまされた戎興産は慌...
安部譲二の『泣きぼくろ』をベースに、突然ヒットマンに指名された若いチンピラのおかしくも哀しい青春模様を描いた哀川翔主演の大ヒットVシネマの続編。対立する風間組の組長暗殺のヒットマンとして、吉川組の3名が指名された。だが、兄貴分の菊池と川村が急に姿を消したため、駆け出しのチンピラ順公が引き受ける羽目になった。順公は、拳銃を片手に家を飛び出し、男になるために「ケリ」をつけようと孤軍奮闘する。
幼い頃に生き別れた父親が九州にいると聞いて熊本を訪れたデコトラ運転手の鷲一郎。再会を果たせないまま帰途についた彼は、帰り道の阿蘇で珠代という女性が営む牧場に立ち寄り、珠代の娘茜が家出中であることを知る。その後偶然にも茜と出会った鷲一郎は彼女を牧場へ送り届けようとするが……。哀川翔主演による人気シリーズの第5弾。シリーズ全作を手掛ける香月秀之がメガホンを取る。共演は梅宮辰夫、水前寺清子ほか。