京都伏見の老舗花問屋の女主人飯島節子(大谷直子)が殺された。花問屋の家族全員が殺人の動機をもち、容疑者としてリストアップされる。実は節子が殺される前日、節子から片山由美(池上季実子)のもとへ、「娘の夫の不倫を調査してほしい」と依頼が舞い込んでいた。由美は探偵事務所所長の岡島乃梨子(山村紅葉)、京都府警刑事の夫片山俊介(神田正輝)とともに、想像を絶するアリバイトリックの秘密を暴き、真犯人へと迫る。
葬儀社の女社長が、恋人の大学病院医師と共に事件の謎を解いてゆく異色の推理サスペンスドラマ「赤い霊柩車シリーズ」第13弾。今回は、初めてドラマの舞台を京都以外の地に移し、函館の名所を背景に事件が展開する。京都の石原葬儀社は、社長の明子(片平なぎさ)の発案で、北国函館へ二泊三日の社員慰安旅行に出かける。飛行機嫌いの古手社員秋山(大村崑)だけが残った。函館ではたまたま教会の結婚式に出会ったが、参列者の中に明子の東京の恋人春彦(神田正輝)がいた。新婦真理(竹下 舞)の兄杉本(荒木しげる)が春彦の大学時代からの親友なのだ。新郎は函館の医師の中島(竹本孝之)。新郎新婦を始めとする披露宴一行、そして明子ら葬儀社一行も、その夜は鹿部のホテル泊まり。明子と春彦は早朝ひそかに宿を抜け出してデートを楽しむが、立待岬の崖下に転落している新婦真理の死体を発見する。殺人事件と判...