前作『アイフル大作戦』と作品世界を共有する続編。当初は『アイフル大作戦』から引き続き軽快なエピソードが主流であったが、次第にハードボイルド色を強めていった。
小川眞由美が演じた校長岸涼子が去ったアイフル探偵学校の伊吹裕二が、元生徒の井口マリ、原田三平らと共に警視庁の桜田警部を局長に迎えて探偵局をつくり(桜田の意向により探偵学校は廃校)、様々な事件を解決に導くまでを描いた作品。
「バーディー」とはゴルフ用語で、規定数で終了することをパー、それより1打少なくあがることをバーディーと呼ぶ。本作では、転じてチャンス到来という意味で捉え、男性的なハードボイルドタッチのアクションドラマを狙っていた(日本コロムビア株式会社のCD「懐かしの東映TV映画主題歌テーマ集」解説書より)。
『キイハンター』『アイフル大作戦』に続いて、本作でも次回予告のナレーションの始まり...
十津川警部の部下橋本の婚約者が、元暴力団員たちに凌辱される事件があった。橋本は自殺した彼女のために辞職。男たちを自ら裁き、網走刑務所に服役していた。それから2年、橋本は仮釈放の前日、所内で事故死した男の遺品を東京の小田切という男に渡すよう所長から頼まれる。橋本は、小田切と下り特急「富士」の車中で会うことになったが、車中で殺人事件が発生。橋本も襲われ、遺品の手帳が盗まれる。