実際のUFO目撃証言を映像化。UFOを追跡したまま消息を絶ったマンテル大尉、宇宙人に拉致されたヒル夫妻のエピソードなどを、実写も交えてドキュメンタリータッチで描く。わずか16分の小品だが、当時のオカルトブームを受けて人気を呼び、劇場アニメ「宇宙円盤大戦争」が制作される契機となった。アメリカの実業家ケネスアーノルドは、ある日、人間が作ったものとは思えない、不思議な形と動きをする飛行物体を目撃する。それらは「空飛ぶ円盤」と呼ばれた…。
サイボーグ犬の親子とともに、地球を侵略する宇宙怪獣と戦う少年の活躍を描いたSF冒険アニメ映画。
昆虫から進化した宇宙の侵略兵団デビル星人。その魔手が太陽系にも伸びた。地球の林博士はその事実を知るが、敵は博士とその息子ツトムの爆殺を画策。それを救ったのは、ツトムに拾われた犬の親子だった。林博士は爆死した4匹の親子犬をサイボーグ犬のクイーンエースジャックジョーカーとして蘇生。ツトムは人間同様の知恵と心を備えた彼らともに、月面に出陣。サイボーグ犬の超能力に支えられながら、宇宙の悪魔と戦う。
笹川ひろしのSF漫画『魔犬五郎』がベースだが、内容は主人公の名前設定を初めとしてほぼアニメオリジナル。後年には本作を作った東映動画(東映アニメーション)や角川映画のプロデューサーとしても活躍する田宮武が、この作品で初の劇場作品の監督職を担当した。
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76年周期で地球に接近するハレー彗星。彗星から来訪した不定形生物は、殺人鬼ザンバの心身を複写した。一方、微生物研究所の学員須春(スバル)青年は、大学で若者に生命の尊さを教える父ロバートと口論。ロバートはかつてベトナム戦争に従軍した過去があり、そんな人物が生命の価値を説く行為を須春は嫌悪した。その息子にロバートは、自分がベトナムで出会った緑の髪の不思議な少女ラミーナのことを話す。生命の復活さえ可能という神秘の少女ラミーナの実在に、不信の念を抱く須春。だが彼自身が仕事でベトナムの地を訪れた時、そこに現れたのは数十年前と同じ姿らしいラミーナだった!
だれもが心から浮きたつような春がきました。男の子のようにおてんばなお姫さま、露姫がまた一休さんを困らせる事件がおきました。梅見の宴で、梅の花に包まれて立っているひとりの美少年に恋をしてしまったのです。どっと病の床について、ちっとも食事もしない露姫に、原因の分らない将軍はただおろおろするばかり。一休は恋わずらいではないかと見当をつけますが、今度は相手の武士を探さなければなりません。しかし、いくら手をつくしても見つけることができないのです。それもそのはず、武士とは弥生が梅見の趣向で仮装したものだったのです。さあ、一休さんはどんな知恵を働かせて、露姫の病気を直すのでしょう。(C)東映アニメーション
フランスの文豪ヴィクトルユーゴーの名作『レミゼラブル(ああ無情)』を、主人公ジャンバルジャンの軌跡を主軸にしつつスぺシャルTVアニメにしたもの。19世紀の初頭。貧しい若者ジャンバルジャンは一切れのパンを盗んだだけで何年も暗い獄中に投獄されていた。釈放後、なおも変わらぬ世の中の理不尽。やさぐれたジャンは聖職者ミリエル司教と出会い、彼の教会から燭台を盗む。だがミリエルはジャンの罪を認めつつ許し、その博愛に触れたジャンは真人間として生きていくことを誓う。数年後、数奇な人生の起伏を経てマドレーヌと名前を変え、ついにはある町の市長とまでなったジャンだが、彼にはさらなる運命の嵐が待っていた。日本生命の提供による当時のスぺシャルTV番組路線「日生ファミリースペシャル」の一本として放映された作品。製作は東映動画(現東映アニメーション)で、主人公ジャンの声優...
世代を超えて大人気を呼ぶ、浦野千賀子原作による青春バレーボール少女漫画の劇場アニメ。その第一弾。
静岡の名門、富士見学園の中等部に転校してきた鮎原こずえ。彼女は自分の青春をかける対象として、バレーボールに魂を打ち込む。やがて秀でた情熱と闘志、そしてバレーボールへの才能を鬼コーチ本郷に評価されたこずえは、部の新キャプテンに就任。当初は反目していた部員仲間早川みどりとも固い友情の絆を結びつつ、さらなる目標に向かって突き進んでいく。
TVアニメ版の再編集作品で、物語は番組の開幕編からの、こずえの中学生時代をメインに構成。1970年3月の「春休み 東宝チャンピオンまつり」で公開された。併映は『キングコング対ゴジラ』(リバイバル版)など。