「女」(黒木瞳)36歳。名前は、自称、無いと言う。その女は7歳の男の子三神和也(深川雄太)を誘拐し、2000万円の身代金を要求する。しかし、三神家の台所は当主の礼三(宝田明)のギャンブル狂いによって火の車。警察に頼らず溺愛する孫を身代金で救おうとする祖母志津(有馬稲子)は途方に暮れる。海外赴任中の長男の嫁明子(伊藤蘭)は、自分の経営する喫茶店を売却し身代金を用立てる。明子は和也にとって継母であり未だになつかないが、彼女はひたすら和也のために誘拐犯の「女」と交渉をはじめる。和也を奪い返せば実の母のように慕ってくれるのではないか。それは明子の密かな願望だった。一方、「女」は和也を誘拐したものの身代金の受け渡しに失敗したり、和也が高熱をだしてしまうなど、予想もしなかった事態の発生に焦りはじめる。そんな折り、大阪時代に同棲していた石岡(千原浩史)が居所...
――第三のミス―― それは、犯した医師、本人にしか分からない密かなるミス――。医療ミスは事故なのか、それとも、密かなる殺人なのか…。医師の好き嫌いで患者は殺されてしまうのか…。ベストセラー小説『破裂』の著者久坂部羊の小説「まず石を投げよ」の映像化でもあるこの作品は、著者が自らの医師としての体験を元に、現代の医療界への不信感を炙り出し、医療ミスに真っ向から挑んだリアリティ溢れる医療サスペンスドラマである。
主演は、数々の映画やドラマに出演する、日本を代表する実力派女優の黒木瞳。WOWOW初登場ともなる本作品では、医療界に不信感を抱き、鋭いメスを入れる敏腕テレビプロデューサーを熱演。共演は、医療ミスを自ら告白する天才医師に名優、小日向文世。天才医師に絶大な信頼を寄せる医療ライターに鶴田真由と、豪華キャストが一挙集結。
また、監督にドラマW「ルパンの消息...